2011年4月2日土曜日

災害廃棄物

読み方:さいがいはいきぶつ
別名:罹災廃棄物
別名:り災廃棄物

地震や津波、火災などの災害に伴い発生する瓦礫などの廃棄物。震災により生じた災害廃棄物を「震災廃棄物」、洪水などによる災害廃棄物を「水害廃棄物」と呼称して区別する場合もある。

震災など大規模災害では、倒壊したため撤去される家屋から出る木材、コンクリート塊、瓦などが大量に発生する。一時的に増える(同時に収集も困難になる)生活ゴミや、避難所仮設トイレに溜まる屎尿なども災害廃棄物に含まれる。

兵庫県の報告によると、1995年の阪神・淡路大震災において県下の被災地全体で発生した災害廃棄物は、建築物関連の廃棄物と道路・鉄道などの廃棄物を合わせて約2000万トンに上ったとされる。撤去だけでも莫大な費用、膨大な労力が必要となり、都市復興に際して少なからぬ障壁となる。

なお、個人が災害廃棄物を処理する場合、罹災証明書(り災証明書)などの必要書類があれば、ごみ処理手数料が免除される場合がある。

関連サイト:
阪神・淡路大震災における災害廃棄物処理についての基礎情報 - 兵庫県 震災復興