2011年4月10日日曜日

免震重要棟

読み方:めんしんじゅうようとう

東京電力が原発などに設置した、発電所施設において震災などの災害が発生した際に対策本部を設置する目的で建設された建物。

免震重要棟は鉄筋コンクリート造で免震構造になっており、会議室、通信設備、電源設備、空調設備などがそなわっている。震度7の地震が来ても、震災後の初動対応に支障を来たすことがないようになっている。

免震重要棟は新潟県中越沖地震の教訓として建設された。新潟県中越沖地震では、緊急時対策室として使用された建物入室扉が開かなくなり、初動対応に支障を来たしたという。2011年3月に発生した福島第一原子力発電所の原発事故対応では、現場職員が待機する作業拠点として免震重要棟が使用されている。