2011年5月23日月曜日

海上原発

読み方:かいじょうげんぱつ
別名:海上原子力発電所
別名:海上立地原子力発電所
別名:洋上原発

原子力発電所の立地に関する概念で、施設を地上にではなく、海上、または海中に設置する方式。

海上原発は、海上に浮上させる方式(浮上式)、半ば潜水させる方式(半潜水式)、および、完全に潜水させる方式(潜水式)に分類できる。浮上式は水深にかかわらず設置可能であるが、大波・津波の影響を受けやすい。潜水式は、津波の影響を受けにくいが、耐圧性の問題など技術的な課題・制約が非常に多い、といった特徴がある。

原発の立地としては、海上原発の他に、地下に原子炉建屋などを埋設する「地下式原発」などがある。ちなみに、風力発電では海上に設置する方式(洋上ウィンドファーム)がある程度確立されている。

関連サイト:
海上立地浮体式原子力発電所 - 原子力百科事典ATOMICA