2011年5月9日月曜日

廃用牛

読み方:はいようぎゅう

家畜としての用をなさなくなった牛。乳量の低下した乳牛、出産能力が失われた経産牛などを指す。

2000年代の初頭に取り沙汰された牛海綿状脳症(BSE)問題以降、廃用牛は生食用の食肉として適切でないとされている。そのため通常は加工食品向けの肉とされる。

ちなみに、経産牛とは出産経験のある牛のことであるが、出産を経験した牛は未経験の牛に比べて肉質も落ちるという。

2011年4月に焼肉チェーン店で提供されたユッケから「腸管出血性大腸菌O-111」が検出され、食中毒による死者を出した事件において、ユッケ用生肉に廃用牛の肉が含まれていたことが5月9日時点で明らかになり、さらなる波紋を呼んでいる。