2011年5月9日月曜日

H断層系

読み方:エイチだんそうけい

中部電力浜岡原子力発電所の敷地内で存在が確認されている4本の断層。

H断層系の4本の断層は、いずれも、おおむね海岸線と平行に走っている。より海に近い側から順に番号を振って「H-1断層」~「H-4断層」と名づけられており、総称して「H断層系」と呼ばれている。

地質調査の結果、H断層系は第四紀の後期以降(およそ50万年程度)は活動がなく、地震の原因となったり、地震発生に伴って激しく動くものではないとされている。

なお、浜岡原子力発電所の基礎岩盤は「相良層」と呼ばれており、基本的には軟岩であるが、地震に対して十分な強度があると判断された上で原子炉が立てられている。

関連サイト:
敷地の地質・地盤 - 中部電力浜岡原子力発電所 地震対策について
浜岡原子力発電所3,4号機「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価に関する報告のうち敷地周辺・近傍及び敷地の地質について - 中部電力 2007年