2013年10月31日木曜日

2プラス2

読み方:ツープラスツー
別名:2+2
別名:2プラス2会談
別名::外務・防衛担当閣僚会議
別名::外務・国防担当閣僚会議
別名::2+2閣僚会合

各国の外務、国防担当するトップがそれぞれ出席して臨む会議の通称。特に日米間の閣僚協議を指す場合が多いが、他に日豪、日露などの間で行われる外務防衛担当閣僚会議も同様に2プラス2と呼ばれることがある。

日米間の2プラス2は、正式な呼称を「日米安全保障協議委員会」(Security Consultative Committee)という。日本の外務大臣と防衛大臣、米国の国務長官と国防長官、計4名が出席し、二国間関係や安全保障問題などについて話し合う。

日米2プラス2は1960年に締結された日米安全保障条約に端を発する。開催時期や頻度は特に決まっておらず、いわば不定期に開催されている。協議対象となるトピックは、防衛協力や安全保障などにはじまり、最近では、いわゆる普天間基地移設問題、宇宙開発、原子力安全問題なども話し合われている。

日本・オーストラリア間の2プラス2は「日豪外務・防衛閣僚協議」の通称である。2007年に第1回協議から、2012年9月までに計4回開催されている。第4回協議では防衛協力の拡大の他、いわゆる「南シナ海問題」(南シナ海における海洋領有権問題)についての見解の共有などが行われている。

2013年4月29日、ロシアのクレムリンで日露首脳会談が開かれたが、会談では安倍晋三・第96代内閣総理大臣とプーチン大統領が、両国の連携強化を目指して2プラス2の設置に前向きな姿勢を見せた。同年9月には、東京で11月初頭に日露2プラス2を開催することを決定している。

関連サイト:
「2+2」会合~日米同盟の“次の50年”へ - 外務省「わかる!国際情勢」Vol.77