2011年11月17日木曜日

ムーブメント信号制御

読み方:ムーブメントしんごうせいぎょ

自動車の通行量を感知して青信号の時間を自動で制御する方式の信号。場所に応じて信号の切り替わるサイクルを最適化することで、交通渋滞の緩和を図る。

従来の信号システムは、主に車線の数や比率などから交通量の差が設定され、青信号の比率が決められていた。これに対して、ムーブメント信号制御では、流入路単位で交通量に応じて信号のサイクルを制御することができる。このため、各交差点の実際の交通需要に合った最適な信号点灯時間を割り当てることが期待できる。

特に、進路によって交通量に偏りのある交差点や、時間帯によって各流入路の交通量が極端に変わるような交差点などにおいては、無駄な青信号の削減など大きな効果が期待できるという。

ムーブメント信号制御の方式は2000年代後半から、全国の渋滞がひどい交差点を中心に試験的導入が進められている。