2011年12月28日水曜日

波源域

読み方:はげんいき
別名:津波の波源域
別名:津波波源域
英語:tsunami source area
英語:source area of Tsunami


津波の発生原因となる地殻変動が起こった領域。

国土交通省気象庁気象研究所・地震火山研究部による「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震関連」のページの中では、波源域が次のように説明されている。

※津波波源域について
津波波源域とは、海底で地殻変動が生ずることによって直接的に海面が変動した範囲のことです。

波源域は、主に「震源域」の語と共に言及される。震源域は、地震を引き起こす岩石の破壊が生じた領域全体を指す語であり、岩石の破壊が最初に生じた箇所を指す「震源」と対比して用いられる。波源域は、地震ではなく津波に着目して、津波を引き起こす岩石の破壊が生じた領域を示す。

通常、波源域は、本震の震源域や余震域とおおむね一致する。なお、波源域は津波の発生原因であるから、自ずと海底になる。

2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、波源域の規模は長さ(南北方向)約500キロメートル、幅約200キロメートルと推定された。2004年12月のインド洋大津波(スマトラ島沖地震)では、長さ約1300キロと推定されている。

関連サイト:
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震関連 - 気象庁 気象研究所
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の津波波源域 - 気象庁 気象研究所