2012年1月9日月曜日

ヒートショック

別名:熱ショック
英語:heat shock

大きな温度差にさらされることで血圧が急激に変化し、身体に不快や不調を来たしたり、あるいはショック状態に陥ったりすること。

ヒートショックは、身体が急激な温度変化を感じた際に、体温を一定に保つために血管を弛緩または収縮させ、血流を調整しようとすることで起こる。ヒートショックが原因となって脳梗塞や心筋梗塞などを発したりする場合があり、特に高齢者などで死因となる場合も多い。

ヒートショックは、冬場に屋内の暖房のきいた部屋から戸外に出るといった場合に起きやすいとされる。特に脱衣所では、寒い場所で衣服を脱ぎ、さらに熱い湯に浸かるといった、複数の急激な温度変化が生じやすい。ヒートショックを防ぐためには、屋内の暖房の配置を工夫するなどして、急な寒暖差の発生をできるだけ抑える必要がある。