2012年2月16日木曜日

休眠預金

読み方:きゅうみんよきん
別名:睡眠預金

銀行の預金口座のうち、長期間にわたって金銭を出し入れした実績がない、いわゆる休眠口座の預金。全国銀行協会は「睡眠預金」と呼んでいる。

全国銀行協会の通達によれば、「最終取引日以降、払出し可能な状態であるにもかかわらず長期間異動のないもの」が休眠預金と定義されている。

10年以上金銭の出し入れ実績がなく、口座主とも連絡が取れない状態の口座が、休眠預金と見なされる。預金額が1万円未満の場合は連絡先の有無に関わらず休眠預金と見なされる。

日本全国の銀行で休眠預金となっている預金の額をあわせると、800億円を超えるといわれている。休眠預金は、口座を管理している金融機関の収益として計上されるが、口座主が求めれば休眠預金からの引き出しは可能である。

日本政府は2012年2月15日に「成長ファイナンス推進会議」の第1回会議を開き、復興支援や産業再生のための経済政策の検討を行ったが、その中で、休眠預金を震災復興の資金に充てる案などが提示された。

関連サイト:
議事次第 第1回 成長ファイナンス推進会議 - 内閣官房 国家戦略室
「休眠口座基金」創設の提言と調査依頼 - 内閣府