2014年10月20日月曜日

フリーゲージトレイン

別名:フリーゲージ
別名:軌間可変電車
別名:FGT
英語:Gauge Change Train
英語:Gauge Changable Train

走行する軌間に合わせて車輪幅を変更できる鉄道車両。レール幅が異なる複数の規格の軌道を走ることができる。国内では主に、新幹線と在来線の両レールに対応できる車両を指すことが多い。

新幹線の軌間は「標準軌」と呼ばれており、在来線の軌間は「狭軌」と呼ばれている。標準軌と狭軌の幅は36センチメートルほど差がある。

フリーゲージトレインが実現すれば、軌間が異なる複数の軌道を直通運転で走行できるようになる。走行範囲が拡大し、移動時間の短縮が図れると共に、乗り換え等の手間を省くことも可能となる。

なお、秋田新幹線をはじめとする「ミニ新幹線」は、在来線を走行する新幹線車両ではあるうが、軌道に合わせて車輪幅を自動するといった機構は備えておらず、フリーゲージトレインの定義には当てはまらない。

フリーゲージトレインの研究開発は、国内では2000年代初頭から走行試験の段階に突入している。2014年に試験の最終段階といえる耐久性試験が開始されており、2020年代前半の開業が目指されている。

関連サイト:
フリーゲージトレインとは - 国土交通省 鉄道の技術開発