2012年2月17日金曜日

ブータンシボリアゲハ

英語:Ludlow's Bhutan Swallowtail

ブータンに生息する蝶の一種。羽に3つの尾を持ち、また羽の一部が鮮やかな緋色をしている。

ブータンシボリアゲハは、1930年代にイギリス人の探検家により発見され、標本が採集されているが、以降2010年代にいたるまで一切の目撃例がなかった。そのため「幻の蝶」の異名を持つ。

2011年に日本蝶類学会とブータンとの共同調査隊が約80年ぶりにブータンシボリアゲハを発見し、生息していることを確認した。

2011年11月には、ブータンから日本へ友好の証として、2匹のブータンシボリアゲハの標本が贈られている。

2011年10月にはブータンのジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王が結婚し、日本に国賓として訪れている。日本国内でもブータンに注目が集まり、同国内で採用されている「国民総幸福量」などが紹介された。

関連サイト:
「ヒマラヤの貴婦人」ブータンシボリアゲハ謁見記(その1) - NHK科学文化部(かぶん)ブログ
「ヒマラヤの貴婦人」ブータンシボリアゲハ謁見記(その2) - NHK科学文化部(かぶん)ブログ