2012年3月15日木曜日

被用者年金一元化

読み方:ひようしゃねんきんいちげんか
別名:被用者年金の一元化
別名:被用者年金一本化

企業の従業員や官公庁の職員などが加入する「被用者年金」を一元化し、厚生年金に加入する一般会社員と、共済年金に加入する公務員との間の格差を正すこと。またはそうした構想。

被用者年金は大きく「厚生年金」と「共済年金」に分けられる。共済年金は「国家公務員共済組合」「地方公務員共済組合」「私立学校教職員共済」に分類される。加入している年金制度によって保険料率が1%前後異なり、制度上の格差となっていた。

被用者年金一元化は、政府による「社会保障と税の一体改革」の主要な改革案の一つとして進められている。2012年3月15日には、2015年を目処に被用者年金を厚生年金にそろえる形で一元化する方針が固められた。

なお、公務員には「職域加算」と呼ばれる加算制度があり、併せて廃止が検討されたが、2012年3月時点の枠組みでは結論は先送りされ、追って検討することになった。

関連サイト:
日本年金機構