2012年4月11日水曜日

日本海溝海底地震津波観測網

読み方:にほんかいこうかいていじしんつなみかんそくもう

東日本の太平洋沖に存在する日本海溝・千島海溝を震源として発生しうる巨大地震(日本海溝・千島海溝周辺地震)を観測するため、設置事業が進められている、計測機器のネットワーク。独立行政法人防災科学技術研究所が2012年3月に事業開始を発表した。

日本海溝海底地震津波観測網は、北海道から千葉県沖にかけて一定間隔で計測機器を設置し、海溝の様子を直接に観測できるようにするネットワークである。計測装置は水圧計・地震計が一体化したもので、数十キロ間隔・計150箇所程度が設置される。光ファイバーケーブルで接続され、常時・リアルタイムで計測できる。計測器は水深8000メートルまでの深部にも設置され、海溝型地震やプレート構造の研究が推進することも期待されている。

関連サイト:
日本海溝海底地震津波観測網の整備事業を開始 - 日本海溝海底地震津波観測網