2012年4月12日木曜日

超重量コンクリート

読み方:ちょうじゅうりょうコンクリート
別名:超重量コンクリ

通常のコンクリートに比べて比重(体積あたりの質量)や密度の大きい「重量コンクリート」よりも、更に比重が大きいコンクリートを指す語。単に「非常に比重が大きいコンクリ」といった意味で用いられる場合が多い。

重量コンクリートは、通常のコンクリートに比べて高密度であるため、同じ体積であればより強く重く、高い放射線遮蔽効果が期待できる。そのため、放射性廃棄物や放射能汚染物質を保管する容器などとして用いる場合には、省スペース化が実現できる。

2012年4月11日、京都大学大学院の研究チームは、放射性がれきに含まれるコンクリート殻を使用し、従来の重量コンクリート以上に比重が大きな超重量コンクリートを開発したと発表した。放射性がれきを再利用・有効活用しつつ、高い遮蔽効果の容器が開発可能になるという。

関連サイト:
放射線防ぐコンクリ容器=性能2倍、汚染土保管に-京大 - 時事ドットコム 2012年4月11日