2012年4月12日木曜日

日本のTPP参加によるメリットとデメリット

TPP(環太平洋経済協定)は、加盟国の間で取引される品目に対して関税を100%撤廃しようという協定です。日本が参加した場合には、どのようなメリットとデメリットがあるのかを、それぞれまとめて行きます。

■メリットとして考えられること

1.  海外からの輸入品が安くなる可能性がある(肉や米など)。

2.  自動車などをはじめとした輸出関連の企業は、海外進出し易くなる。具体的には、加盟国に対して日本から輸出する際に科せられていた関税が無くなるので、その分、その国の市場に、より安価で同じ製品を供給できるようになる。

■デメリットとして考えられること
 
1. 安価な外国の農産物が大量に輸入される結果として、日本の農家の多くが農業を止めてしまう可能性がある。結果として、農業関連のGDPが減少したり、食糧自給率が低下したり、雇用が失われる可能性がある。(出典:「農林水産省/包括的経済連携に関する資料」)

■参照リンク
国家戦略室 - 政策 - 包括的経済連携・TPP
農林水産省/包括的経済連携に関する資料
国境措置撤廃による農産物生産等への影響試算について - 農林水産省の試算