2012年5月8日火曜日

藤田スケール

読み方:ふじたスケール
別名:Fスケール

竜巻、ダウンバーストといった非常に強い突風について、被害状況から風の規模を推測する手法。

竜巻のような気象現象は、強い風により地上の樹木や構造物へ被害をもたらすが、水平方向の風の流れが小さく、通常の風速の計測方法では正しく計ることができないとされる。そこで、藤田スケールにより大まかな規模を計る方法が用いられている。

藤田スケールは1971年に考案・提唱された。2006年に改良版「改良藤田スケール」が発表されている。

藤田スケールでは規模が「F0」から「F5」まで6段階に、改良藤田スケールでは「EF0」から「EF5」までの6段階に分類されている。

「EF0」は小枝が折れる程度、「EF1」は屋根瓦が吹き飛ぶ程度、「EF3」は自動車が空中に巻き上げられる程度、最大規模の「EF5」では住家が吹き飛び、列車も宙を舞い、数トン規模の物体がどこからともなく降ってくる、とされる。

関連サイト:
藤田(F)スケールとは - 気象庁