2012年6月13日水曜日

オフサイトセンター

別名:緊急事態応急対策拠点施設

原子力施設での重大事故が発生した際に、関係する事業者・自治体・専門家などが集結して、事故への対応や防護、あるいは近隣住民の避難指示などについて決定・調整・情報共有を図る拠点。全国20数箇所、それぞれ原子力施設から20キロメートル以内に設置されている。

東京電力福島第一原子力発電所から約5キロメートルの地点にも、オフサイトセンターがある。ただし、2011年に震災と共に発生した原発事故では、震災の影響でオフサイトセンターに関係者が迅速に集結することもままならず、電源や通信機能を失い、現場の放射線量が上昇したためオフサイトセンターに居続けることもできなくなるなど、ほぼ機能していなかったことが分かった。

政府は、2012年6月13日現在、オフサイトセンターのあり方について見直しを図っている。