2012年7月5日木曜日

ゴアレーベン

別名:Gorleben

ドイツ北東部、ニーダーザクセン州にある地名。放射性廃棄物の貯蔵施設があることで知られる。

ゴアレーベンでは使用済み核燃料などの高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵が行われている。ドイツ本国以外にも、フランスなどから陸路で運ばれてきた放射性廃棄物を受け入れている。

ゴアレーベンは、かつては最終処分場の候補地でもあった。1970年代に候補地に選定され、2000年にシュレーダー・第7代首相の下で一旦白紙撤回されている。

ドイツは2011年に日本で発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故を機に脱原発に転換し、2022年までに国内の原子力発電所を完全に廃止することを決定している。原発が全廃された後も、高レベル放射性廃棄物の処理問題は残る。

関連サイト:
諸外国でも高レベル放射性廃棄物:ドイツ - 公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター