2013年10月23日水曜日

藤原の効果

読み方:ふじわらのこうか
別名:藤原効果

複数の熱帯低気圧(台風)が接近し、互いに干渉・作用し合って複雑な進路を取る現象。呼び名は提唱者の藤原咲平に因む。

気象庁は、藤原の効果を複数の台風がその中間点にあたる部分を中心に回転運動する現象であるとしている。藤原の効果はさまざまな要因によるものであり、複雑に作用するが、一般的には、おおむね1000キロメートルほど接近すると藤原の効果が生じやすいとされる。

その動きは極めて複雑であり一定せず、進路予測は容易でない。いったん南下してから翻って北上するような進路を取る場合もあれば、蛇行する場合、あるいは台風が互いに寄り合ったり、離れ合ったり、伴走したり追走したりと、さまざまな動きを見せることがある。

関連サイト:
デジタル台風:資料室 - 国立情報学研究所