2012年10月31日水曜日

ハリケーン・サンディ

別名:スーパーストーム・サンディ
英語:Hurricane Sandy
英語:Superstorm Sandy

2012年10月に発生しアメリカ東海岸を襲った大嵐。ハリケーン、または巨大な温帯低気圧(extra-tropical cyclone)。その勢力は100年に一度の規模とも言われ、「スーパーストーム」とも呼ばれている。

ハリケーン・サンディは10月19日にメキシコ湾で発生した。大西洋を北上し、温帯低気圧に変わった後、10月29日に米国北東部・ニュージャージー州から北米大陸に上陸した。ニュージャージー州ではハドソン川が氾濫して都市が冠水した。米国北部では広範囲に停電や交通機関の麻痺が生じている。

サンディの影響を受け、米国東海岸側の港湾の半数以上が閉鎖され、空港や主要都市の地下鉄も閉鎖された。ニューヨークやワシントンでは証券取引所、政府機関などが閉鎖された。セーラム原発、ナインマイルポイント原発、インディアンポイント原発では、それぞれ原子炉の運転を一時停止した。イギリスの帆船・バウンティは、ノースカロライナ州沖で沈没した。

2012年10月31日現在の時点で、サンディの影響による死者は39名、停電している世帯は800万世帯以上に上ると報道されている。サンディによる被害の総額は200億ドル(約1兆6000万円)とも500億ドル(約4兆円)とも言われている。