2013年1月24日木曜日

スーパー能

読み方:スーパーのう
英語:Super Noh
英語:modern-day Noh

古典芸能としてではなく、現代の芸能として制作された能の通称。現代の解釈にもとづき脚本、演出などが新しく創出されたもの。

スーパー能は「スーパー歌舞伎」になぞらえた表現と言える。スーパー歌舞伎は3代目・市川猿之助が開拓した歌舞伎の新スタイルで、現代語の台詞、新技術を駆使した舞台装置などを特徴とした。第1作は梅原猛が脚本を手がけた「ヤマトタケル」で、1986年の初演以来好評を博している。2003年「新・三国志III」まで9作のスーパー歌舞伎が発表されている。

スーパー能の第1作は、能楽の大成者である世阿弥の生誕650年にあたる2013年に合わせて制作された。タイトルは「世阿弥」であり、その名の通り世阿弥の半生を描いた作品であるという。脚本は梅原猛が手がけている。2013年1月に試演会が催されており、同年4月から上演されると発表されている。

関連サイト:
国立能楽堂 - 日本芸術文化振興会