2013年3月27日水曜日

別府湾地震

読み方:べっぷわんじしん

別府湾を震源とする地震の通称。

別府湾の海底には「別府-万年山断層帯」と呼ばれる断層帯が存在する。別府-万年山断層帯は、区域や向きなどに応じて「別府湾-日出生断層帯」などいくつかの断層帯に区分される。

文禄時代の1596年に、別府湾で大規模な地震が発生したことが伝えられている。この地震は「慶長豊後地震」などと呼ばれているが、別府湾地震と通称されることもある。慶長豊後地震では湾内の瓜生島が海に没したという伝説がある。

別府-万年山断層帯が活動した場合、マグニチュード7以上の地震が発生する可能性が高いと見られている。今後30年の間に地震が発生する可能性は、最も可能性の高い箇所で、2~4パーセントとされる。これは全国の活断層の中でも比較的高いグループに位置づけられる。

関連サイト:
大分県の地震・津波 - 大分県
別府-万年山断層帯 - 地震調査研究推進本部