2013年4月9日火曜日

スティープ化

読み方:スティープか
別名:steep化

金利曲線(イールドカーブ)の傾斜の度合いがより急になること、より急激な右肩上がりになること。すなわち、短期金利と長期金利の差が大きくなること。

イールドカーブは債券の残存期間と金利の関係をグラフで示したものであり、一般的には長期に渡る債権ほど金利が大きくなるため、イールドカーブは右上に向かって伸びる線を描くことが多い。短期の金利は相対的に低く、長期になればなるほど金利の上がり幅が大きくなる場合、イールドカーブはより急勾配(steep)な右肩上がりになる。この変化がスティープ化と呼ばれる。

スティープ化に対して、短期金利と長期金利の差がより小さくなることを、イールドカーブがより水平に近づくという意味で「フラット化」という。さらに短期金利と長期金利が逆転し、イールドカーブが右下に向かって下がる曲線を描くと「逆イールド」と呼ばれる。