2013年5月17日金曜日

改正温暖化対策法

読み方:かいせいおんだんかたいさくほう
別名:改正地球温暖化対策法
別名:改正地球温暖化対策推進法
別名:地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案

2013年以降の地球温暖化対策のために「地球温暖化対策の推進に関する法律」の一部を改正したもの。2013年3月15日に閣議決定され、5月17日の参議院本会議において賛成多数で可決し、改正温暖化対策法が成立した。

各国の温室効果ガス削減といった地球温暖化対策について規定した京都議定書では、2008年から2012年までを第一約束期間として定めており、その効力は2012年末に終了した。2011年に南アフリカ共和国のダーバンで行われたCOP17では、京都議定書の効力を延長する第二約束期間設置に向けた合意が採択された。しかし日本は、途上国が削減義務を負わないことなど、第二約束期間が将来の包括的な枠組みの構築に資さないと主張し、参加しないとの立場を貫いた。

国際的な枠組みに参加しないことを明らかにした一方で、2013年以降に日本は温室効果ガス削減に向けて自主的な取り組みを行うことを表明した。そのため「地球温暖化対策の推進に関する法律」の一部を改正し、新たな計画に基づいて温暖化対策を進める予定である。

改正された法律では、新たに三フッ化窒素を温室効果ガスとして追加することや、地球温暖化対策計画の策定などが盛り込まれた。

関連サイト:
改正温暖化対策法が成立 - 時事通信
地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案の閣議決定について(お知らせ) - 環境省