2013年7月26日金曜日

腹部有茎皮弁

読み方:ふくぶゆうけいひべん

腹部の皮膚や皮下組織などを、血流のある状態で体の別の部位に移植する方法。移植する際に組織の一部をつなげたままにすることがその特徴である。

腹部有茎皮弁は、腹部の皮膚組織の血液の流れを維持しつつ、腹部に移植を行う部位を固定し、両者が完全に結合したのちに切り離すというプロセスをとる。特に腹部の皮膚を手に移植する施術を行うことが多く、腹部有茎皮弁を行った場合、皮膚の移植先である手を腹部に縫いつけた状態になる。

他方、皮膚や皮下組織を完全に切り離して移植する方法を遊離皮膚弁と呼ぶ。