2013年8月28日水曜日

敵基地攻撃能力

読み方:てききちこうげきのうりょく

敵国や組織の基地や拠点などを直接攻撃する能力、及びその軍備。敵基地攻撃能力には、主に敵の基地などに設置されている軍事関連の施設を攻撃することなどが含まれる。

日本国憲法第9条では戦争の放棄などが定められている。したがって2013年8月現在、原則として日本が他国を先制攻撃することはできないとされている。

2012年12月の安倍政権発足後、憲法改正や集団的自衛権の見直しを進める政府は、敵基地攻撃能力の保有にも意欲を見せている。その背景には、北朝鮮の核開発やミサイル発射によって緊張状態が続く東アジアの安全保障を日米で強化していくことなどがあるとされる。

敵基地攻撃能力の保有について、自国の領域が他国によって攻撃を受けた場合に、防衛力で敵を撃退する専守防衛の考えに反するといった批判もある。


関連サイト:
敵基地攻撃力、日米で協議=小野寺防衛相が会談 - 時事通信