2015年1月8日木曜日

特殊詐欺

読み方:とくしゅさぎ

電話などを利用して面識のない人をだまし、銀行口座に金を振り込ませるなどして現金を奪おうとする詐欺手口のこと。一般的に振り込め詐欺と呼ばれる詐欺などが特殊詐欺に含まれる。

特殊詐欺は、「振り込め詐欺」と、振り込め詐欺以外の特殊詐欺に大きく分類される。振り込め詐欺にはいわゆる「オレオレ詐欺」や架空請求詐欺などが含まれる。振り込め詐欺に該当しない特殊詐欺の手口には異性との交際斡旋詐欺などがある。

いわゆる「オレオレ詐欺」をはじめとする詐欺手口は、2010年頃から急速に被害件数と被害額を増やしている。2013年8月8日に毎日新聞が報じたところによれば、2013年上半期の特殊詐欺の被害総額は211億円にのぼり、前年(2012年)と比較して36パーセント増加したという。

特殊詐欺の手口は年々巧妙化しており、親族を騙るのではなく警察や金融機関の関係者を騙る手口、銀行振り込みを避けて現金を郵送させようとしたり、銀行のカードを送らせようとしたりする手口も登場している。

特殊詐欺は当初「オレオレ詐欺」と通称されたが、後に「振り込め詐欺」の呼び名が一般的となった。警視庁は2013年5月に「母さん助けて詐欺」という新呼称を提唱している。

関連サイト:
振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺  - 平成24年警察白書
特殊詐欺の種類・手口と認知状況 - 長野県警
特殊詐欺:被害36%増の211億円 今年上半期 - 毎日新聞(2013年8月閲覧)