2013年8月30日金曜日

有事の金買い

読み方:ゆうじのきんがい
別名:有事の金

紛争や治安の著しい低下などが生じた場合に、金が買われること。

特に戦争などの有事の際には、通貨や証券よりも、実物資産である金を買う動きが増える傾向にある。また、紛争勃発時のほかにも金融危機をはじめとする経済的に有事である場合に金が買われることも「有事の金買い」と呼ぶ。

有事の金買いの動きは、米ソ冷戦下の核戦争の脅威を警戒して活発化した。冷戦終結後に金買いの傾向は弱まったとされるが、2001年の同時多発テロによって再び盛んになったとされる。またその後のイラク戦争やリーマンショックなどの際にも「有事の金買い」が活発化したとされる。