2013年10月16日水曜日

機動戦闘車

読み方:きどうせんとうしゃ

大口径砲を搭載し、車輪によって走行する装甲車。特に自衛隊が開発している装備品の呼び名であり、一般的には「装輪戦車」のように呼ばれることが多い。

機動戦闘車をはじめとする装輪戦車は、戦車が無限軌道(キャタピラ)から多輪のタイヤに履き換えたような外観をしている。戦車並の大型砲塔を搭載していることによる高い火力、時速100キロ台という高速で中長距離を走行できる機動性、および、空輸できる程度の車重の軽さ、などが特徴である。舗装道路の走行にも適している。発砲時の安定性などにおいては戦車が多分に勝るといえる。

フランスをはじめ欧米では機動戦闘車型の装輪戦車を運用している国がいくつかある。機動性を活かして偵察用途で用いられている場合(偵察戦闘車)が少なくない。

日本の機動戦闘車は2013年10月現在、開発中の位置づけとなっている。10月9日に防衛省が試作車を公開している。

関連サイト:
研究開発中の主なもの - 防衛省 技術研究本部 技術開発官陸上担当