2013年11月28日木曜日

ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン

別名:NEJM
別名:N Engl J Med
英語:The New England Journal of Medicine

マサチューセッツ内科外科医学会が毎週刊行している、英文の総合医学雑誌。専門家による査読を受けた医学関連の投稿論文が掲載されている。投稿論文のアクセプト率(採用率)は6パーセント程度で、これは「Nature」誌や「Science」誌と同等かそれ以上に厳しい基準である。

NEJMは世界で最も権威のある医学雑誌の一つとされ、「Lancet」や「JAMA」などとともに世界五大医学雑誌に数えられる。全世界での発行部数は約25万部とされており、これは医学雑誌としては世界最大の部数である。NEJMのインパクトファクターは時に50を超えることもあり、この値は「Nature」誌や「Science」誌の値を大幅に上回る。なお、アメリカがん協会の「A Cancer Journal for Clinicians」のインパクトファクターは100を超えることもあるが、この雑誌は掲載される公式統計の被引用回数が極端に多いため例外として除くと、NEJMは世界で最も影響力の強い雑誌といえる。

日本では南江堂がNEJM日本語版の出版を行っており、Webサイト上で日本語版の論文抄録や目次などを公開している。また、企業などが医療関係者向けの有料サービスとして、NEJMの掲載論文の抄録や本文を日本語翻訳したものを提供している例もある。

関連サイト:
The New England Journal of Medicine 日本国内版 - 南江堂