2013年11月28日木曜日

NT倍率

読み方:エヌティーばいりつ

日経平均株価(日経225)を東証株価指数(TOPIX)で割った指標のこと。NT倍率のNは日経平均株価、Tは東証株価指数を表している。

日経平均株価は、外需株にややウェイトを置いており、東証株価指数は、内需株にややウェイトを置いている。そのため、外需株が上昇するとNT倍率も上昇する。一方、内需株が上昇するとNT倍率は下降する。

NT倍率は、例えば日経平均株価が15,515円、東証株価指数が1,253ポイントの場合、次の計算式で求めることができる。

NT倍率=15515(円)÷1253(ポイント)≒12.38(倍)

NT倍率は、1990年から2000年頃までは12倍から14倍の間で推移していた。2000年から2010年頃までは9倍から11倍の間で推移していた。2013年11月現在、NT倍率は12倍前後で推移している。

なお、このような複数の指数から算出した指標には、ST倍率やTS倍率などがある。