2013年11月11日月曜日

テーパリング

英語:tapering
別名:QE縮小
別名:量的緩和縮小

アメリカ合衆国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が打ち出した金融政策の1つで、資産購入額を0にすることを目的として、毎月の購入金額を少しずつ縮小していくこと。英語ではtaperingと表記し、日本語では「先細り」の意味を持つ。

FRBが2009年から実施している量的緩和(QE)の目的は、米国債などの資産を購入して銀行貸出金利を低下させることにある。その結果、2013年にはFRBの資産総額は3兆5000億ドルに達した。

FRBは、これ以上資産総額を増やさないためにテーパリングを実施し、2014年をめどに資産購入額を0にしたいと示唆している。これは、実質的に量的緩和(QE)の手じまいを意味する。

なお、2013年11月11日現在、テーパリングは実施されていない。

関連サイト:
連邦準備制度理事会(FRB) - (英語)
関税・外国為替等審議会 第20回外国為替等分科会議事録 - (財務省)