2013年11月11日月曜日

円高株安

読み方:えんだかかぶやす

外国為替市場において円が買われ、かつ、日本の株式市場において株式が売られている状態のこと。

一般的に、その国の通貨が買われると、その国の株式は買われて株高になる。しかし、日本の株式市場においては円が買われると株安になる傾向にある。その大きな理由として、日本の株式市場に参加している海外投資家の存在が挙げられる。海外投資家は、リスクヘッジとして日本株の売買と同時に先物の為替市場で円を売買する。例えば、株式を買ったら先物で円を売り、株式を売ったら円を買い戻すといった反対売買を行う。

円高株安は、海外投資家が手持ちの日本株を売却し、同時に先物の為替市場で円を買い戻すことにより生じる。

ちなみに、2013年10月の東京証券取引所(東証)における海外投資家の売買代金は約56兆円で、全売買代金の60%以上を占めている。

関連サイト:
投資部門別売買状況(株券/CB/先物・オプション取引) - 東京証券取引所(東証)