2013年12月19日木曜日

白ニョン島

読み方:ペンニョンド
読み方:ペクリョンド
読み方:ペンリョンド
別名:ペンニョン島
別名:ペクリョン島
別名:ペンリョン島
別名:白翎島
別名:백령도
英語:Baengnyeongdo
英語:Baekryeongdo
英語:Baengnyeong Island
英語:Baekryeong Island

韓国・北朝鮮の国境付近から西方の黄海上に浮かぶ島。韓国の実効支配下にあり、行政上は仁川広域市に属する。仁川市街からは、約200キロメートル離れた場所に位置する。白ニョン島は、北朝鮮が実効支配している黄海南道の長山串から17キロメートルしか離れていないことから、軍事上の要衝とされ、大韓民国海兵隊の第六海兵旅団が置かれている。

白ニョン島と北朝鮮の支配地域は、朝鮮戦争の休戦協定締結後、韓国側が制定した北方限界線(NLL)によって隔てられたが、北朝鮮側はこのラインに同意しなかった。1999年に北朝鮮軍の船が韓国軍に撃沈される事件が起こると、北朝鮮は白ニョン島の南方に「海上軍事境界線」を制定するとともに、白ニョン島への水路を指定し、その内部では安全な通航を保証するとした。以後、白ニョン島の近海では数度にわたって韓国軍と北朝鮮軍の衝突があり、2010年には白ニョン島西南方で、46名の死者を出した哨戒艦「天安」沈没事件が起こった。

2013年12月には、北朝鮮が白ニョン島に向けて、「島全土を墓場に変える」と威嚇する内容の数千枚のビラを撒いたことが報じられた。