2014年1月9日木曜日

白シャツ軍運動

読み方:しろシャツぐんうんどう
別名:白シャツ軍
別名:白シャツ運動
別名:白衫軍運動
別名:白衫軍

2013年7月20日と8月3日に、台湾で若者を中心に起こったデモ活動。デモ参加者は、上官による虐待で若い兵士が死亡した事件(洪仲丘事件)の真相解明とともに、軍の改革や馬英九の辞任などを求めた。デモの参加者が、事件の真相を明らかにすること(真相大白)を要求するという意味で、白いTシャツを着用したことから、白シャツ軍運動と呼ばれた。

白シャツ軍運動は、台湾で行われたデモの中では最大級の規模であり、特に8月3日のデモには25万人以上が参加した。また、電子掲示板の批踢踢(PTT)やFacebookなどを介して、民衆が自発的に行動を起こした点が特徴的だとされている。同様にインターネットを通じた呼びかけが行われた、チュニジアのジャスミン革命になぞらえて、白シャツ軍運動を「台湾におけるジャスミン革命」と報道したメディアもあった。

馬英九政権はデモの数日後に、国防部長を含む閣僚7人を更迭する人事を発表した。これは結果的に、デモの要求の一部である内閣改造を実行する形となった。