2014年3月31日月曜日

青島国際観艦式

読み方:チンタオこくさいかんかんしき
別名:青岛国际观舰式
英語:PLA Navy International Fleet Review

中国山東省の青島市で開かれる、中国海軍主催の国際的な観艦式。2009年4月に、中国人民解放軍海軍創立60周年を記念して、中国初の国際観艦式として行われた。

2009年の青島国際観艦式では、中国海軍の数十隻の軍艦のほか、14か国から招かれた21隻の軍艦が停泊し、胡錦濤国家主席らの観閲を受けた。中国の複数のメディアは、観艦式に参加した中国の軍艦や艦載兵器などが全て「国産」であることを強調した。なお、この時には米国、ロシア、韓国、フランスなどが招待を受け、日本は招待されなかった。

2014年4月には、中国人民解放軍海軍創立65周年を記念して、5年ぶりに青島国際観艦式が催される見込みである。この観艦式は同月に開催される「西太平洋海軍シンポジウム」に合わせて催され、シンポジウムには日本から海上自衛隊の河野克俊幕僚長が参加することとなっている。

しかし、シンポジウムに参加する20か国以上の国の中で日本だけに、観艦式の招待状が送られなかったことが、前月に明らかになった。米国はこの事態を問題視し、日本を招待しなければ軍艦派遣を見送る検討を行っている旨を中国政府に対して通達した。一方、中国側は、シンポジウムと青島国際観艦式は別の行事であり、両行事の参加国には関連がないと主張した。