2014年4月15日火曜日

誤嚥性肺炎

読み方:ごえんせいはいえん

食べ物などが気管および肺に入ってしまう「誤嚥」によって生じた肺炎。

気道に食べ物や飲み物、唾液、その他の異物などが入り込むと、通常はむせる。これは異物を外に排出しようとするはたらき(反射)である。うまくむせることができないと、異物は肺に入り込む。肺に入ると排出することはできない。

胃であれば異物に付着していた細菌などは胃液によって殺菌されるが、肺にはこうした殺菌機能はない。そのため雑菌が繁殖し、肺炎を引き起こしやすい。

誤嚥性肺炎は、嚥下力が衰える高齢者などに多くみられる。食事の際の誤嚥のほか、睡眠中に唾液が気管に入ったり、胃液が逆流して気管に流れ込んだりして生じることもあるとされる。

関連サイト:
嚥下障害と誤嚥性肺炎 - 総合南東北病院
誤嚥(ごえん)性肺炎について - 武田病院グループ