2014年5月15日木曜日

検察審査会法

読み方:けんさつしんさかいほう

裁判所などに検察審査会を設置する目的で制定施行された法律。1948年に施行された。2009年に大きく改正され「強制起訴」が導入されている。

検察審査会は地方裁判所およびその支部に置かれる。構成員は国民(有権者)の中からクジ引きで選ばれた11名の検察審査員である。検察官が公訴を提起しない処分(不起訴)の判断を下し、それに対して被害者などから不服申立てがあった場合に、判断の妥当性について審議を行う。

2009年に検察審査会法が改正され強制起訴が導入されるまで、検察審査会は審議結果を検察官に通知して再捜査を促すことはできても、強いて起訴させることはできなかった。法改正により、審議、再捜査、再審議といった過程を経た上でやはり起訴相当と検察審査会が判断した場合には、検察官の不起訴判断を棄却して強制的に起訴することが可能となっている。

関連サイト:
検察審査会法 - e-Gov