2014年9月22日月曜日

スコットランド独立

読み方:スコットランドどくりつ
別名:スコットランド独立運動
別名:スコットランドの独立
別名:スコットランドの分離独立
別名:スコットランド独立問題

スコットランドをイギリスから分離させて独立国家にしようという構想、および、独立の是非を巡る動向。特に、2013年から2014年にかけて機運が高まり、2014年9月に国民投票が実施されるに至った一連の出来事。

スコットランドはグレートブリテン島の北部地域に位置し、18世紀初頭までは独立した王国であった。グレートブリテン島の南部を支配していたイングランド王国と合併し、さらに周辺国とも合併して、19世紀初頭に現在の連合王国の構成が築かれた。以降、スコットランドの名称は地域名または行政区分として扱われている。

スコットランドの独立を求める意識は、スコットランドにおいては古くから(イングランドへの対抗意識と共に)根付いているといえる。20世紀半ばに北海油田の開発が進み、膨大な量の石油が採掘可能となったことで、独立を求める声は特に顕著になりつつあった。

2013年にスコットランド議会で独立を主題とする白書が発表された。翌2014年にはスコットランド独立の是非を問う国民投票の実施が決定した。国民投票は2014年9月18日に実施された。投票率は88パーセントを超えた。開票結果はスコットランド独立賛成がおよそ45パーセント、独立反対がおよそ55パーセントとなり、反対多数によりスコットランド独立は見送られる(イギリスに残留する)ことが決定した。