2014年9月16日火曜日

昆虫食

読み方:こんちゅうしょく
別名:エントモファジー
英語:Insect eating
英語:Entomophagy

昆虫を食べること、昆虫を食料・食材として扱い食すること。あるいはそのような食文化。

昆虫食は人類史の観点で見れば決して珍しい文化ではなく、世界各地で古くから現在に至るまで行われている。現在でも昆虫を常食としている地域は少なくない。しかし現代社会では昆虫食を行わない地域・文化の方が多い。昆虫食は、その見た目も相まって、いわゆるゲテモノ食いとみなされることが多い。

近年、昆虫食は見直されつつある。

地球上にはおびただしい数・種類の昆虫が生息しており、食用にできる種も1000種を超えるとされている。タンパク質などの栄養素が豊富であり、飼育も他の家畜に比べれば容易とされる。

国連食糧農業機関(FAO)は2000年代前半から昆虫食について研究している。2013年には昆虫食を推奨する文書を公開した。現在の世界的な人口増加に伴い、遠からず深刻な食糧難の問題が訪れるが、昆虫食にはこの問題の解決の糸口となる可能性も見いだされている。

関連サイト:
Insects for food and feed - Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)
Edible insects Future prospects for food and feed security - FAO