2015年2月9日月曜日

日本版FEMA

読み方:にほんばんフィーマ
別名:日本版緊急事態管理庁
別名:日本版緊急事態管理局
別名:日本版災難管理庁

大規模災害をはじめとする緊急事態への対応や危機管理を統括するための組織。米国の連邦緊急事態管理局(FEMA)を手本として日本国内での創設が検討されている。2015年2月の参議院予算委員会では当年度内の法案成立を目指す意思が表明された。

米国のFEMAは米国連邦政府および各州政府を統括指揮し、横断的な緊密な連携体勢により迅速な対応を図る機関である。1979年に大統領直属の独立機関として設置された。2003年に、米国同時多発テロ事件の発生を受けて設置された国土安全保障省(DHS)の下部機関となっている。テロなどの人的災害からハリケーンのような自然再議まで、人災天災に関係なく大規模な危機の対応に当たる。

毎日新聞は2015年2月3日付の記事で、参議委員予算委員会における安倍晋三内閣総理大臣の日本版FEMAに関する答弁について報じている。同記事は、日本版FEMAが「自衛隊や海上保安庁、警察、消防などを動員できる権限を持たせ、縦割り行政を排し、迅速に対応できるようにするのが狙い」であると述べている。