2015年3月23日月曜日

製品の構成要素

読み方:せいひんのこうせいようそ
別名:製品を構成する要素
別名:製品構成要素
別名:製品を構成する3要素
別名:製品を構成する3つの級
別名:製品を構成する3つのレベル
英語:Three levels of a product
英語:Levels of product attributes

フィリップ・コトラー(Philip Kotler)が提唱した、製品を構成の概念。製品(商品)は「製品の核」(core product)、「製品の形態」(actual product)、「製品の付随機能」(augmented product)の3つのレベルから成るという考え方。マーケティングにおける差別化などの戦略において主に参照される。

「製品の核」は、製品そのものであり、消費者が購入する対象それ自体、製品の根本となる機能などを指す。

「製品の形態」は、製品に伴う要素であり、製品の何たるかを消費者へ表現する要素である。商品の特徴、ブランド、パッケージ、などが製品の形態に該当する。

「製品の付随機能」とは、製品の形態が消費者に認められるために為される付加的な活動である。設置、配達、保証、アフターサービスなどが製品の付随機能に該当する。

コトラーが提唱する製品の構成要素は、「核」を中心とし、その外側に「形態」、さらにその外側に「付随機能」が覆うという構図で示される。