2015年6月8日月曜日

自動走行システムレベル4

読み方:じどうそうこうシステムレベルフォー
読み方:じどうそうこうシステムレベルよん
別名:自動走行システムの自動化レベル4
別名:自動走行システム第4レベル

内閣府が推進する「自動走行システム研究開発計画」において示された4段階の技術的目標のうち、目標の最終段階に位置づけられるレベル。運転に「ドライバーが全く関与しない状態」であり、いわゆる「完全自動走行システム」の実現によって達せられる。

自動走行システムの技術的目標は、ドライバーが加速・操舵(ハンドル操作)・制動(ブレーキ制御)といった操作にどれだけ関与するかという程度の差によって区分されている。

自動化レベル1の段階は加速・操舵・制動にいずれかを自動車が行う(アシストする)段階であり、この段階では「自動走行システム」ではなく「安全運転支援システム」の実現領域とされる。

自動化レベル2では、自動車が加速・操舵・制動のうち複数の操作を行うようになる。

自動化レベル3においては加速・操舵・制動の3要素すべてを基本的に自動車が行う。ただし緊急時にはドライバーの対応を要する。さらに発展して、ドライバーの関与をまったく必要としない自律運転が可能となった段階が、自動走行システムレベル4に該当する。

自動走行システム研究開発計画は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)として2014年11月に公表された。自動走行システムレベル4の実現時期としては「2020年代後半」に「計画」段階に至ることが期待されている。

関連サイト:
自動走行システム 研究開発計画 - 内閣府