2015年6月8日月曜日

生物季節観測

読み方:せいぶつきせつかんそく

動植物の季節に応じた状態変化を観測すること、その観測を通じて季節の変化や変化傾向を調べること。気象庁が1953年から全国的に観測調査している。

生物季節観測では特定種類の植物および動物を対象とし、植物においては発芽、開花、満開、紅葉、落葉の状況、動物においては初見と初鳴の時期が観測されている。自然に近い状態の生物を継続的に調査することで、季節の変わり具合の例年との差や地域ごとの差などを比較できる。また、身近な動植物が指標として用いられるため、手頃な生活情報としても用いられている。

生物季節観測のうち植物の観測対象としては、ウメ、サクラ、イチョウ、カエデ、など12種目が規定種目として定められている。動物ではチョウ、セミ、ホタル、トンボなど11種目が規定種目となっている。

関連サイト:
生物季節観測の情報 - 気象庁
生物季節観測(○○前線)について調べる - 国立国会図書館