2015年7月2日木曜日

不用額

読み方:ふようがく

主に行政・地方自治において用いられる語で、予算額のうち当年度に使う必要がなくなった額のこと。予算に計上されたものの、費用が抑えられた等の理由により、支出せず済んだ額。

財務省ウェブサイトの用語解説では、不用額は「当該年度の歳出予算現額から支出済歳出額及び翌年度への繰越額を控除した残額」と定義されている。会計検査院ウェブサイトでは「歳出予算に計上されたもののうち支出されないこととなった金額」と述べられている。

地方行政においては、不用額は翌年度予算に繰り越して計上される。ただし、国庫などから支出された補助金に不用額が発生した場合は支出元に不用額を返す形となる。

「不用」という語は「不要」と同様に「必要なし」や「役立たず」といった意味で用いられる場合もあるが、「不用額」の語における「不用」は基本的には「用いず」という程の意味合いといえる。

関連サイト:
用語の解説 - 財務省
一般会計歳出決算における不用額等の状況 - 会計検査院検査