英語:social farm
公的な補助を事業の運営の拠り所とせず、通常の労働市場では就業が困難な人物の雇用を多数行う企業のこと。
ソーシャルファームで就業機会の増加が見込まれるのは、知的障害や受刑歴を持つ人物などである。特に、ソーシャルファームによる障害者の雇用について、日本では厚生労働省が、福祉的就労とは異なる新たな雇用形態として位置づけ、研究を進めている。
ソーシャルファームの事業形態は、1970年代に北イタリアの精神病院から始まったとする見方がある。また、ソーシャルファームの導入が広がる国々では、ソーシャルファームを定義づけ、就労困難者の就職先として確立させる法整備も進んでいる。