2017年8月21日月曜日

フードファディズム

英語:food faddism

食が健康に及ぼす影響を過大・誇大に捉え、関連情報を偏執的なほどに気にすること、および、そのために却って通常の健康的な食生活からかけ離れること。

フードファディズムの「ファディズム」は、英語で「(一時的な流行に)のめり込む」といった意味合いの語である。

フードファディズムは、医学的に効果が立証されているわけではないような、あるいは部分的に妥当性があるとしかいえないような「食品と健康との関係」に関する情報を、食生活に極端に反映させる。たとえば、健康によい・病気に効くとされる食品しか食べなかったり、健康を損ねる可能性があるとされる食品を徹底的に避けたりする。こうした傾向は偏食を招き、それ自体が健康を害する恐れもある。

フードファディズムの「のめり込み」の対象となる食品には流行があり、書籍やマスコミで大いに取り上げられて大いに購入されるという例が少なくない。納豆のように常に流通している食品がフードファディズム的な流行に乗る場合もあるが。「紅茶きのこ」や「カスピ海ヨーグルト」のように市場からほぼ姿を消す場合も少なくない。