読み方:カンキョウディーエヌエーかいせき
別名:環境DNA解析法
生体から直接に遺伝子情報(DNA)を取り出すのではなく、その生息域に散在していると期待される生体の組織片や排泄物などを検出して解析し、それによって生物の存在・不在などの情報を得ること。
環境DNA解析は主に水生生物の生態調査手法として行われている。具体的には、当該水域から水を採取してDNAを抽出・解析する方法が取られる。
水生生物は水質や水中地形などの条件次第で捕獲や目視確認が困難である場合もままるが、環境DNA解析によって生物の痕跡の有無や多寡の推定が容易にできる。
2018年半ば現在ではスコットランドのネス湖で環境DNA解析が試みられている。未知の爬虫類のDNAが見つかれば、ネッシーが生息している可能性に繋がり、見つからなければ存在している可能性は無に等しくなることになる。