2018年10月23日火曜日

トロフィーハンター

成果・戦利品の獲得をもっぱらの目的として狩猟(ハンティング)を行う者のこと。趣味として狩猟を楽しみ、野生動物を無意味な死に至らしめている者たち、という意味で(非難を込めて)言及される場合が多い語。

トロフィー(trophy)とは日本語でいう「記念品」を意味する英語である。もともとは狩猟の成果として持ち帰られる角や皮革などを指す語として解釈されるが、今日では単に「狩猟動物」のことを指しているともいえる。

昨今では「こんな大物を仕留めた」といって獲物と記念撮影した写真をSNSに投稿し、これが多くの人の目に触れて大きな非難を呼ぶ(炎上)騒ぎに発展する場合も少なくない。

トロフィーハンターの行動は、動物愛護の立場からは「仕留めた獲物を生活の糧とするわけではない」「狩猟が生活のためのやむを得ない営みというわけではない」「単なる趣味・娯楽として行っている」という点で厳しい批判・非難の対象となっている。

なお、文脈によっては、あらゆる競技大会に参加して優勝・上位入賞をかっさらっていくような競技者をトロフィーハンターと呼ぶ場合があり得る。